子ガメ成長記~飼育までの裏話~

ネイチャーセンターにいる生後5か月のアカウミガメたち。
実はこのウミガメたちは物凄く幸運の持ち主なのです。

2019年の7月24日に津久見市の高浜海岸でアカウミガメの産卵が確認されました。
これが現在飼育しているウミガメたちのお母さんの足跡です。

産卵に訪れたアカウミガメの足跡

産み落とされた卵は地中でふ化し、生まれた子ガメたちは一斉に地上を目指して砂の中をはい上がります。地上まで約60cm。

人間に例えると、生まれたての赤ちゃんが7階建てのビルをよじ登ることと同じこと!

7月に産卵された卵は無事にふ化し、9月16日の夜、子ガメたちは海へ旅立っていきました。

しかし、その中にはふ化が遅れ、地中に取り残されてしまう個体がいます。1匹の力では巣穴を上ることができません。

3匹の子ガメの内2匹は、ふ化調査の時に巣穴に取り残されていたのを保護したウミガメです。

右の2列はふ化しなかった卵

ふ化調査は、ふ化した後の巣穴を掘り起こし、卵の殻の数や孵化しなかった卵の中身を調べます。

この時に地中に取り残されてしまったウミガメを助け出せることがあるのです。

残りの1匹は、佐伯市大島のマグロの養殖生け簀に紛れ込んでいたのを鶴見漁協により2019年9月18日に保護されました。

海に暮らす子ガメの天敵は鳥や大型の魚。
発見が遅れていたらマグロに食べられていたかもしれません。

9月16日に高浜海岸から海へ旅立ったウミガメの内1匹が2日かけて鶴見半島まで海遊し、紛れ込んだと思われます。
その距離、直線距離で約16km。

九死に一生を得た奇跡のウミガメたちは、現在はざこ人と自然のミュージアムですくすく成長中です!
会いに来てね!

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